
ボツリヌス菌が作るたんぱく質を使った薬剤を注射するのがボトックス注射です。食中毒の原因にもなるボツリヌス菌というと、少し怖いイメージがありますが、ボツリヌス菌の菌体や成分などは一切含まれていない安全な薬剤です。ボトックス注射は末梢神経でのアセチルコリン放出を抑制し、神経から筋への伝達を阻害することで筋肉の収縮を和らげる作用があります。表情グセによるシワの改善や噛み締めによるエラ張りの改善のほか、肩こりやふくらはぎ、多汗症の治療にも有効です。当院ではボトックス注射の治療経験を多く積んできた院長が適切な治療を行います。
阻害された機能は3ヶ月から半年程度で元に戻るため、その間隔での再注入をおすすめします。
メリット・副作用、リスク
このような方にオススメ
- 表情を作った時のシワ、下がった口角、首のシワが気になる
- エラ張りや食いしばり、肩のハリを改善したい
- スッキリしたフェイスライン、ふくらはぎになりたい
- ダウンタイムがとれない
当院の特徴

当院では厚生労働省が承認したアラガン社のボトックス製剤を使用しています。徹底した品質管理のもとで製造されており、他剤よりも長い効果があるため安心して治療を受けていただくことができます。
ボトックス注射は表情筋の動きを見極め、適切な量を適切な位置に注入すればトラブルになることはほとんどありません。また、効きすぎた場合でも3ヶ月程度で元に戻ります。もう少し効果を足したい場合は2週間以内であれば追加注入が可能です。(1単位¥1,100/税込)
当院ではボトックス注射の症例経験が豊富な院長が患者さまお一人おひとりに合わせた適切な治療を実施いたします。
改善できる主な症状
- 表情ジワ
- 口角の下がり
- エラ張り
- 肩こり
- 多汗症
- 首の縦ジワや横ジワ
- 筋肉の発達によって太く見えるふくらはぎ
- 将来的な深いシワの予防、フェイスラインのゆるみ
表情ジワ

表情をつくった時にできるシワが表情ジワです。シワができるときに動く表情筋をボトックス注射で緩めることでシワを改善できます。また、シワが浅いうちにボトックス注射を打てば、シワが深く刻まれるのを防ぐことができます。
フェイスラインのゆるみ
ボトックスを広頚筋と口角下制筋という下に引っ張る筋肉に注射することで口角の下りやフェイスラインのゆるみ、首の縦ジワの改善が期待できます。フェイスラインのリフトアップ効果も期待できます。
別名ボトックスリフトとも言います。
えら張り
歯を食いしばる癖のある方や噛む力の強い方は咬筋(こうきん)が発達し、エラの張っています。そういった方にもボトックスは効果的です。ボトックス注射を咬筋に打つことで約1ヶ月後にはエラ張りが改善、ほっそりとした小顔に近づきます。
肩こり/肩のハリ

肩こりは筋肉が後に緊張している状態が続くことで起こる症状です。ボトックス注射を僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉に注射することで、一定期間肩こりの症状を緩和させることができます。肩こりによる緊張性頭痛をはじめ、慢性的な肩こりにお悩みの方にもおすすめです。
ふくらはぎのハリ
ふくらはぎが太く見える原因として、脂肪ではなく筋肉の発達が原因のことがあります。
ボトックス注射をすることで足を細く見せることができます。
多汗症
ボトックス注射は汗を分泌する汗腺を刺激する神経伝達物質「アセチルコリン」の働きを抑える作用があり、皮膚の浅いところに注射します。夏前に1回施術するだけでその年の夏は腋汗のストレスから解放されます。
また、顔の皮脂抑制にもボトックスは効果的です。
副作用/リスク
- 効果の持続は3ヶ月〜半年程度
- 効果を持続させたい場合、繰り返し施術を受ける必要がある
よくある質問
- 1回の治療で効果はどれくらい持ちますか?
- 個人差はあるものの効果の持続は3ヶ月~半年程度です。治療の3~4日後から徐々に効果を感じられるようになり、2週間後はピークに効いてきます。効果を継続させたい場合、3ヶ月ごとにボトックス注射を打つことをおすすめします。
施術後2週間以内であれば追加注入1単位¥1,100(税込)可能です。抗体産生による効果減弱の可能性から前回の注射から15日後〜3ヶ月以内での再注入はお断りしています。
- どれくらい痛いですか?
- 極細の針を使用するため麻酔の必要がない程度です。完全に痛みがないというわけではありませんが、痛みが不安な方には麻酔クリーム2,200円(税込)のご用意もありますので、お気軽にご相談ください。
- 治療後に腫れや内出血などの副作用はありますか?
- 一時的に腫れや内出血が起こる可能性がありますが、腫れは数時間、内出血は1週間程度で消失します。メイクで隠れる程度のためほとんど目立ちませんが、大切なご予定のある直前には治療を避けていただくことをおすすめします。