
ACRSとは、自身の血液にある白血球・血小板に含まれる成長因子と炎症誘発性サイトカイン(IL-1)を抑える物質を抽出し、それら成分を高濃度に含んだ上清液(サイトカイン)を使った純度の高い治療法です。
似たような治療にPRP療法がよく知られていますが、ACRSでは活性化したサイトカインのみを使用するためPRPよりも数倍高い効果を実感していただけます。
ACRSでは、血液成分抽出のために血液抗凝固剤や血液分離剤、血小板活性製剤などご自身の血液以外の添加物を一切使用しませんので、従来のPRP治療法よりもはるかに安全性の高い治療法といえます。

血液含有量 | ACRS採取後 | 濃度倍率 | |
---|---|---|---|
EGF | 19.53 | 303.25 | 15.5倍 |
FGF | 1.45 | 8.19 | 5.5倍 |
IL-1Ra | 307.6 | 1728.5 | 5.6倍 |
FGF:線維芽細胞増殖因子=組織修復プロセスを制御し、創傷治癒および血管新生に積極的に関与
IL-1Ra=炎症誘発性サイトカイン(IL-1)の拮抗物質
この活性化した成長因子を含むサイトカインは、衰えた毛包や弱った皮膚細胞を再生させる働きに優れています。お肌のコラーゲンを刺激し、ハリとツヤのある健康的な素肌を蘇らせます。さらに肌の弾力性を向上させ、シワ・クスミなどの加齢症状を遅らせ、改善する働きもあります。
肌の不調を根本から改善することができる、画期的な治療です。
ACRSが着目する治療法

通常、人間の体の中では、炎症を引き起こすサイトカンとそれを抑える働きのあるサイトカインがバランスよく共存していて、健康な体の恒常性を維持する働きをしています。
しかし、閉経や更年期、内分泌障害、感染、外傷、外的ストレスや汚染環境、紫外線、加齢、過度の運動など様々な要因によってこのバランスが崩れ、毎日の生活習慣の中で慢性的な炎症へと進み、細胞レベルでの老化を促進させます。
炎症免疫療法ACRSでは、身体のバランスが炎症(ブレーキ)に傾いているときに成長因子(アクセル)を投与してもブレーキとアクセルを同時に踏んでいるようなもので、その効果は期待できないという考え方です。
そこで、この体内バランスを炎症免疫療法ACRSで正常に戻し、炎症状態を緩和させます。さらに、血小板由来の高濃度な成長因子によって細胞の再生・組織の活性と再生を促します。
ACRSは薄毛にも治療効果を発揮します。
毛包の萎縮と毛根の縮小を誘発する炎症性因子IL-1を止めることで、毛包細胞を活性化し角質化能力を再生させます。
このような方にオススメ
- 肌の複合的な不調、お悩みがあり肌質を根本から改善したい
- 薄毛に悩んでいる
当院の特徴
- ダーマペン4での施術や、確実に1滴も余すことなく注入できるDr.手打ちも選べる
- Dr.手打ちの場合は34G針を使用するため痛みが少ない
- 北九州初で最新の治療が受けられる
改善できる主な症状
- 肌の小じわ、ハリの低下、その他加齢による複合的な肌質の悩み
- ニキビや赤ら顔
- 薄毛
副作用/リスク
- ダーマペン4の針の深さによっては顔のむくみ、乾燥が数日持続することがある。
- Dr.手打ちの場合は34G針による注入のため、痛みは普通の針より少ないが、多少の痛みはある。内出血した場合は完全に引くまでに1-2週間かかる。
よくある質問
- 1回の治療で効果はどのくらいですか?
- ACRS施術後、1週間ほどで肌のくすみの改善を感じていただけます。
1-3ヶ月後にかけて小じわや肌質の改善が実感できます。
本治療法では、2-4週間に1回の施術を3-4回継続して受けていただくとより高い効果を実感していただけます。薄毛治療の場合は4-6回継続した治療で効果を実感できます。
- どれくらい痛いですか?
- ダーマペン4での注入の場合は麻酔クリームを使用するため、ほぼ無痛です。
Dr.手打ちの場合でも34Gの極細の針を使用し注入しますので痛みは軽度ですが、ご希望の方は麻酔クリーム使用も可能です(別途税込3,300円)。
- 治療後の腫れや内出血などはどれくらい続きますか?
- ダーマペン4での注入の場合は、針の深さにもよりますが、顔のむくみ、乾燥が数日持続することがあります。Dr.手打ちの場合は施術後数時間は注入部位が蚊に刺されたような膨疹になります。
内出血が生じた場合には、完全に引くまで1-2週間程度かかります。