ACRS

ACRSとは

ACRS

ACRS療法は、ご自身の血液から採取した白血球や血小板に含まれる成長因子などの成分を活用する再生医療関連の治療です。
採血した血液を専用の方法で処理し、成長因子やサイトカインを含む上清液を抽出して使用します。
ご自身の血液を利用するため、体内由来の成分を用いた治療であることが特徴です

PRP療法と同様に自己血液を活用する治療の一つですが、ACRS療法では抽出方法や使用する成分に違いがあります。
そのため、治療内容や適応については診察時に医師がご説明いたします。
また、治療に使用する成分はご自身の血液から作製されるため、アレルギーのリスクに配慮した治療法として選択されることがあります。

ACRS
血液含有量ACRS採取後濃度倍率
EGF19.53303.2515.5倍
FGF1.458.195.5倍
IL-1Ra307.61728.55.6倍
  • EGF:上皮細胞増殖因子=細胞の増殖と分化の調節に重要な役割を果たす
  • FGF:線維芽細胞増殖因子=組織修復プロセスを制御し、創傷治癒および血管新生に積極的に関与
  • IL-1Ra=炎症誘発性サイトカイン(IL-1)の拮抗物質

ACRSに含まれる成長因子やサイトカインは、肌環境を整えることを目的として活用されている成分です。
肌のハリや弾力を支えるコラーゲン産生に関わる細胞へ働きかけることで、肌のハリやうるおいの維持をサポートし、年齢とともに気になりやすい肌質の変化にアプローチします。
また、乾燥による小じわやキメの乱れ、ハリ不足などのお悩みに対する治療の選択肢として用いられており、自然な印象のエイジングケアを希望される方にも選ばれています。
ご自身の血液由来の成分を活用する治療であることから、再生医療関連の治療に関心をお持ちの方にもご相談いただいています。

ACRSが着目する治療法

炎症免疫療法ACRS

通常、人間の体の中では、炎症を引き起こすサイトカンとそれを抑える働きのあるサイトカインがバランスよく共存していて、健康な体の恒常性を維持する働きをしています。
しかし、閉経や更年期、内分泌障害、感染、外傷、外的ストレスや汚染環境、紫外線、加齢、過度の運動など様々な要因によってこのバランスが崩れ、毎日の生活習慣の中で慢性的な炎症へと進み、細胞レベルでの老化を促進させます。

炎症免疫療法ACRSでは、身体のバランスが炎症(ブレーキ)に傾いているときに成長因子(アクセル)を投与してもブレーキとアクセルを同時に踏んでいるようなもので、その効果は期待できないという考え方です。
そこで、この体内バランスを炎症免疫療法ACRSで正常に戻し、炎症状態を緩和させます。
さらに、血小板由来の成長因子によって、健やかな肌組織の環境づくりをサポートします。

ACRSは頭皮環境を整えることで、薄毛・育毛のお悩みに対しても選択肢の一つとなります。
炎症性因子(IL-1など)にアプローチすることで、毛包や頭皮環境を健やかに保ち、健康的な髪を育むための土台づくりを目指します。

ACRSはこんなお悩み・こんな方におすすめ

  • 目元や口元の小じわ・たるみが気になり始めた方
  • お肌のハリや弾力の不足、乾燥を感じている方
  • くすみや年齢に伴うお肌の衰えを総合的にケアしたい方
  • 目の下の暗さやクマを改善したい方
  • アレルギーや異物反応のリスクを低く抑えた治療を優先したい方
  • 施術後のダウンタイム(持続する腫れや赤みなど)を穏やかに抑えたい方
  • 頭皮環境を改善し、薄毛・発毛へのアプローチを行いたい方

ACRSの3つの特徴

  1. FEATURES 1

    自己血由来成分100%によるアレルギーリスクの低減

    患者さまご自身の血液から抽出された成分のみを使用し、抗凝固剤や防腐剤などの化学添加剤を一切加えません。
    そのため、異物による拒絶反応やアレルギーのリスクが極めて低く、デリケートなお肌状態の方でも受けていただきやすい特性を持っています。

  2. FEATURES 2

    豊富に放出・濃縮された各種成長因子と抗炎症性サイトカイン

    特殊なインキュベーション技術により、お肌の組織修復を活性化する成長因子や、お肌の慢性的な炎症を穏やかに抑える「抗炎症性サイトカイン」を、通常の全血中に比べて数倍から十数倍に高濃度化させた状態で調製し、お肌の深部へ直接届けます。

  3. FEATURES 3

    細胞成分を含まないため注入後の炎症反応が軽微

    血小板や白血球などの細胞成分を完全に取り除いた無細胞の血清を使用するため、注入後の組織反応による過度な腫れ、赤み、持続性の疼痛などが生じにくく、ダウンタイム期間を比較的短縮しやすくなります。

期待できる効果

ACRSは、以下のような肌のお悩みに対して改善が期待できます。

肌のハリ・ツヤの向上
乾燥や疲れによる“くすみ感”を整え、全体的に明るく健康的な印象へ導きます。
小ジワやたるみの改善
年齢サインが出やすい部分にアプローチし、疲れ顔や老け見えを和らげます。
炎症ケア+頭皮環境改善
肌トラブルの鎮静とともに、頭皮では健やかな発毛環境づくりをサポートします。

当院のACRSのこだわり

当院では、患者さまお一人おひとりのお肌の状態やお悩みを丁寧に診察した上で、最適な注入方法や治療計画をご提案いたします。
お肌のお悩みの部位(目元、口元、全顔、頭皮など)に応じて、手打ちによるピンポイント注射や、専用の自動注入機器を使い分け、的確にアプローチを行うことで、自然な仕上がりを目指します。
また、施術時の物理的な針の穿刺による痛みや患者さまの不安に寄り添い、適切な表面麻酔(麻酔クリーム)の使用や極細針の採用など、痛みを軽減できるよう丁寧な施術を心がけております。

料金

カウンセリング料

初診カウンセリング料4,000円(税込4,400円)
再診カウンセリング料2,000円(税込2,200円)
  • 前回診察から1年以上経過している方は初診扱いとなります。

施術料金

肌のハリ、くすみ、赤ら顔、
ニキビ/ニキビ痕、薄毛
ダーマペン41回150,000円(税込165,000円)
  • Dr.手打ちの場合は
    +15,000円(税込16,500円)
3回400,000円(税込440,000円)
  • Dr.手打ちに無料で変更可
  • 薄毛の場合はDr.手打ちのみで、1回でも手打ちの追加料金は無料です。

ダウンタイム・アフターケア

ダウンタイム
注入方法により多少異なりますが、穿刺による一時的な赤み、軽度の腫れ、内出血、熱感が現れる場合があります。
これらは一時的な反応であり、内出血が生じた場合でも通常1〜2週間程度で自然に消失します。
メイク・洗顔・シャワー
施術当日の洗顔やスキンケア、シャワー、メイクは可能です。
運動・飲酒・入浴
施術後当日の激しい運動、多量の飲酒、長時間の熱い入浴、サウナなど、体温が上昇し血流が急激に良くなる行為は、内出血や腫れのリスクを高め、ダウンタイムを長引かせる原因となるためお控えください。

副作用・リスク

ACRSは安全性の高い治療ですが、以下の副作用やリスクが生じる可能性があります。

主な副作用
一時的な赤み、腫れ、内出血、痛み、軽度の熱感が生じることがあります。
  • ダーマペン4の針の深さによっては顔のむくみ、乾燥が数日持続することがある。
  • Dr.手打ちの場合は34G針による注入のため、痛みは普通の針より少ないが、多少の痛みはある。内出血した場合は完全に引くまでに1〜2週間かかる。

よくある質問

施術中の痛みはありますか?
ダーマペン4による施術や手打ちによる注入の際は、チクチクとした軽い痛みや刺激を感じることがあります。
当院では痛みを和らげるため、事前に麻酔クリーム(表面麻酔:別途税込3,300円)を使用するほか、Dr.手打ちの際も34Gの極細の針を採用するなど、痛みを軽減できるよう細心の注意を払って施術を行っております。
1回の治療で効果はどのくらいですか?
個人差はありますが、ACRS施術後、1週間ほどでお肌のキメやくすみの変化を感じていただきやすいのが特徴です。
その後、1~3ヶ月後にかけてじわじわとお肌のハリや状態の落ち着きが期待できます。
お肌のメンテナンスとしては2~4週間に1回の施術を3~4回、薄毛・育毛ケアの場合は4~6回程度、継続して受けていただくプログラムを推奨しております。
治療後の腫れや内出血などはどれくらい続きますか?
ダーマペン4での注入の場合は、針の深さにもよりますが、顔のむくみ、乾燥が数日持続することがあります。Dr.手打ちの場合は施術後数時間は注入部位が蚊に刺されたような膨疹になります。
内出血が生じた場合には、完全に引くまで1〜2週間程度かかります。

未承認製剤について

本ページでご紹介している治療には、日本国内において医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない医薬品・製剤を使用する場合があります。
これらの製剤は、医師の責任のもと、海外の製造元または正規代理店等を通じて適切な手続きを経て輸入しています。
未承認製剤は、日本国内で承認されている医薬品とは承認審査の基準が異なります。また、治療には腫れ・赤み・痛み・内出血・感染・アレルギー反応などの副作用やリスクが生じる可能性があります。
当院では、治療内容や期待できる効果、リスク・副作用について十分にご説明し、ご理解・ご同意いただいたうえで治療を行っています。

監修医情報

院長 宮崎 玲子

院長 宮崎 玲子

REIKO MIYAZAKI

経歴

2004年
明治学園高等学校 卒業
2010年
久留米大学医学部 卒業・九州大学病院初期臨床研修
2012年
九州大学病院皮膚科入局・九州大学病院皮膚科医員
2014年
原土井病院皮膚科
2015年
九州大学病院皮膚科助教
2016年
福岡逓信病院皮膚科
2017年
九州大学病院皮膚科助教
2019年
八幡済生会病院皮膚科・小倉医療センター皮膚科・赤坂クリニック非常勤
2020年
Wクリニック福岡院院長
2022年
Reiko Skin Clinic開院

所属学会・資格等

  • 日本皮膚科学会 皮膚科専門医
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • 日本美容外科学会 (JSAS)会員
  • アラガンジュビダームビスタヒアルロン酸・ボトックス認定医